企業はどのようにして崩壊し得るのか。その答えを見つけるためにはまず企業というものがどのように成り立っているかを知る必要がある。

僕の考えはこうだ。

何かを提供し、その対価を得る。あるいは対価を支払い、何かを得る。その繰り返しと積み重ねで経済活動は成り立っている。これを「取引」と呼ぶ。

「取引」のオリジンは信頼に基づく約束で、信頼に形を持たせ、現実世界の文脈下において具体的な条件を設定するために「契約」を交わす。

企業は信頼、あるいは明記された信頼の形である「契約」に基づいて取引を繰り返す。

そして、企業とは取引を繰り返すことで価値を蓄積・分配するシステムであると見なす事が出来る。

※「世の中に価値を提供する」という理念を持つ企業があったとしても、それは己の中に価値を蓄積し、その残りカスをいかに効率的に排出するかという話になるので、企業にフォーカスを当てると結局それは価値蓄積・分配システムであることに変わりない。異論は募集する。

システムを動かすためにはエネルギーが必要で、脳味噌がGlucoseをエネルギーとするように会社にとって唯一の現実的なエネルギー源は現金である。資産でも売上でもない(当たり前の話)。

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ちいさな会社の殺し方

さてようやく本題に入る。上記のような考えに基づけば、会社の息の根を止めるために必要なのは、

  • キャッシュフローを止める
  • 社内外の信頼を断ち切る

という2点。前者は即効性があり確実で、後者は救いがなく致命的だ。

これらの論点に着目する事によって、小さな会社にとってリスクとなる行動とは何か、組織とはどうあるべきか、組織と個人の境目はどこにあるのか...。そのような疑問に対していくつかの示唆を与えられれば良いと思う。

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