沈没系思考の人間には、そもそも数学を教え始める前に「数学の考え方」というものを教えるべきなのだろう。

周囲の皆がいとも簡単に乗り越えて先に進んでいる部分が、どうしても理解出来ない。基礎の基礎、基礎以前の前提が"しっくり"来ない。そもそも誰も疑問に思ってすらいない部分が気になって気になって、どうしても納得出来なくて、その先を考えるどころの話ではない。

DSC01194

彼らの悲劇は、どうも周りを見渡す限り、他の人はそもそも一歩目に段差があることすら意識していないように思えるのだ。自分が劣っているのではないかと考え、凹む。

そういう人を僕は自虐を込めて沈没系と呼ぶ。彼らは一歩目から躓く。足掻く。そして多くの場合、そこで先に進めず沈没する。

自虐と言ったことから分かるように他ならぬ僕自身がその類の学習者であり、何を学ぶにしても"一歩目から"躓く経験をずーー...っと、繰り返して来た。

劣等感の渦の中で、僕は、どうやら一歩目から自爆しない人ってのは、そもそもの視点が違う、ということに、薄々気がついていた。

...のだけど、数学に対して、僕はどうしても一歩引いた姿勢を取って来た。今にして思えば、僕は自力で「数学の考え方」を知る必要性に目覚めるべきだった、と言えるかもしれない。

別に今は数学に開眼したZE!というわけでもないけど、数学に対するスタンスが明確になったぶん、不必要に苦手意識を持ったり、逆に神聖化することは無くなった。

続きを読む